留学生活で必要となるビザについて
ビザって何?
留学手続きで失敗しないために
ビザって?パスポートだけで海外に行くことはできないの?
パスポートは、自国の政府に発行してもらいます。国外に渡航する人を国が証明するもので、入出国時だけでなく、施設に入る際、ホテルのチェックイン時、お酒を飲むときなど、さまざまなシーンで必要となりますので、海外では常に携帯しておく方が無難です。有効期間の残存が少なくなると、入出国できない国も出てきます。
対してビザは、渡航先の各国大使館や領事館が発行する入国許可書となるものです。観光・就労・留学などの種類があり、用途に合わせて申請しなければなりません。申請時には、パスポートが必要となります。
国外に渡航するには、訪れる国や⽬的に合わせ、ビザを⽤意しなければいけません。しかし⽇本のパスポートである場合、ビザを取得しなくても⾏ける国・地域が、191か国もあります。(2020年1⽉28⽇現在)イギリスも、そのひとつとして含まれています。
イギリスへ渡航する場合、以下のようなパターンでビザが不要となります。
<注意>場合によっては必要となることもあります。
(2020年2⽉10⽇現在)
1. 6ヶ月未満の観光旅行
観光旅⾏で滞在が6ヶ⽉未満の場合、ビザは不要です。空港や国境で、無料で滞在許可をとることが可能です。しかし⼊国審査時に、復路航空券の提⽰などが必要です。
2. 6ヶ月もしくは12ヶ月以内の訪問者
旅⾏以外の⽬的でイギリスへ⾏く際、こちらのビザが該当します。⽇本⼈であればビザの申請が免除され、⼊国の際、審査のみでビザをもらえます。有効期間は基本的に6ヶ⽉以内で、要件を満たした場合(⼦どもの留学に同⾏する親や、治療⽬的など)に限り、12ヶ⽉の滞在が認められるケースもあります。
・⼀般(General visitor)
・学⽣(Student visitor)
・18歳未満の⼦供(Child visitor)
・スペシャル(Special visitor)
イベントなどへの参加のため、イギリスを訪れるスポーツ関係者。もしくは、エンターテイナーなどが取得します。他、治療⽬的の場合や、留学検討中の渡航者なども、こちらに該当します。
・有効期限は基本的には6ヶ⽉。(要件を満たせば12カ⽉になることもあり)
滞在後は速やかに帰国すること。
・⼗分な資⾦を持っていること。
・帰路の航空券、もしくは帰りの費⽤を持っていること。
3. 短期の商用利用
6ヶ⽉以内の海外出張やミーティングの場合、事前にビザの申請をする必要はありません。
しかし、少しでも収⼊が発⽣した場合や、6ヶ⽉を超える場合には対象外となります。他のビザへの変更や、出⼊国管理事務所での滞在期間延⻑⼿続きなどを⾏いましょう。
・⽇本国籍のパスポートを持っていること。
・機内で配られる⼊国カードを持っていること。
・帰路の航空券を持っていること。
・クレジットカードを持っていること。
・滞在費⽤の証明ができること。
・滞在先の詳細が提⽰ができること。
4. 6ヶ月以内の学生
18歳以上の留学⽣で6ヶ⽉以内の場合、ビザの事前取得は不要です。
必要書類を準備しておき、⼊国の際にビザを取得することができます。
・18歳以上であること。
・6ヶ⽉以内の滞在であること。
・留学先の⼊学許可証の原本(ビザレター)を持っていること。
・滞在費⽤証明書(英⽂財政証明書)を持っていること。
・帰路の航空券か控えを持っていること。
・詳細な滞在先の提⽰ができること。
・クレジットカード、キャッシュパスポート、現⾦を持っていること。
勘違いしてはいけないこと
ビザには、「不要」である場合と「あくまでも事前申請が不要」な場合があります。
例えば、”Short-Term Study Visa(短期学⽣ビザ)”であれば「⼊国審査時に発⾏してもらうことで事前申請に代えることがことができる。」ということになりますので、勘違いしないようにしましょう。
英国留学に際し、ビザが必要となるでしょうか?
ビザが必要な国籍保持者 (ビザが必要な国籍保持者ですか?)
ビザが必要な国籍保持者の場合、在住国内でビザ申請を行う必要があります。
| 学生ビジター ビザ (SVV) |
学生ビジター 延長ビザ (ESVV) |
Tier 4 一般学生ビザ Visa (GSV) |
子供ビジタービザ | |
| 年齢 | 18+ | 18+ | 16+ | 18歳未満 |
| コース期間 | 6ヶ月以内 | 11ヶ月以内 | 無制限 | 6ヶ月以内 |
| 英語最低レベル | 無制限 | 無制限 | CEFR B1 (中級) |
無制限 |
| 最短学習時間(週) | 無制限* | 無制限* | 15 時間 | 無制限* |
| 就労は可能か? | いいえ | いいえ | いいえ | いいえ |
| CAS(入学許可) またはビザレターが必要か? |
ビザレター | ビザレター | CAS | ビザレター |
学⽣ビザ【Tier 4 student visa】
Tier4は、18歳以上で⼤学や専⾨学校に通う学⽣に発⾏される学⽣ビザです。
よく似たビザとして、Tier4未成年学⽣ビザがあります。こちらは、4〜17歳の留学⽣が申請できるものですが、この場合、4〜15歳までの学校は私⽴学校でなければならず、アルバイトも不可となっています。
●特徴
・長期滞在可能
・就労可能
・イギリス国内でビザの延長可能 (イギリス政府が認めた大学やカレッジの場合のみ)
●条件
イギリスの学⽣ビザは、ポイント制(Points Based System:PBS)です。
学⽣ビザに必要なポイントは40点で、内訳は以下のようになっています。
30点:イギリスのビザ管理局に指定された学校であること。既定のコースで⼊学許可し、CAS番号を取得すること。
10点:28⽇間以上継続し、⼝座に基準以上の預⾦が⼊っていること。
●必要書類
・パスポート
現在と、あれば過去のもの。6ヶ⽉以上の有効残存と⾒開き2ページ以上の余⽩が必要。
・学校からのCAS番号
・英語⼒の証明書類(IELTSの成績表)
語学学校の場合は不要。
・資⾦証明書
留学費の⽀払いを証明できる通帳など。
28⽇間以上継続して基準以上の預貯⾦が⼊っていることを証明できること。
書類はすべて英訳が必須。
・⼊⼒済みオンラインビザ申請書
・ビザ書類提出⽇時予約確認書
・顔写真2枚
パスポート規格で、カラー。6ヶ⽉以内の撮影。裏⾯に⽒名を記⼊。
イギリスでの留学経験がある場合は、過去の学歴証明。
<親名義の⼝座を使う場合のみ>
・⼾籍謄本
・資⾦提供者からの保証状(英⽂)
●条件
・ビザ申請料⾦
Tier 4 Student Visa: £322
Short-term Study Visa: £162
・国⺠健康保険料
6ヶ⽉以上滞在の場合、英国健康保険料(Health Surcharge Free)
年間£150が必要。
・⾦銭
9ヶ⽉以内の場合、滞在費基準は以下のとおり。
ロンドン滞在:授業料+£1020/⽉以上
ロンドン以外滞在:授業料+£820/⽉以上
ワーキングホリデービザ 【Tier5/ Youth Mobility Scheme】
イギリスのワーキングホリデービザは⾃由度が⾼く、⼈気です。毎年1,000⼈と定員が決められているのですが、超過する年もあり、その場合は抽選となります。抽選となった年には、当選後にビザを申請・取得します。
イギリスのワーキングホリデービザは、他国とは異なり、就労が⼀番の⽬的です。申請時には、就労場所が決まっていなければなりません。決まっていない場合、観光ビザに変更となってしまうこともありますので気をつけましょう。
●特徴
・フルタイム就労が可能
・最長2年、滞在可能(延長不可)
・一生に一度のみ
・イギリス国籍でなくても、インターンシップに参加可能
・有効期間内は出入国が自由
●条件
・18~30歳まで(申請時に30歳であれば31歳でも入国可能)
・日本国籍
・£1890の資金証明
●必要書類
・パスポート
現在と、あれば過去のもの。
使⽤中のパスポートの有効期限が、ビザ申請から6ヶ⽉以上残っていること。
・当選メールを印刷したもの。
・資⾦証明書 翻訳した通帳など。
・オンライン作成したYMS 申請書をプリントアウトした、原本とコピー。
・YMS Appendix 7をダウンロードして記⼊した、原本とコピー。
・顔写真2枚 パスポート規格で、カラー。
6ヶ⽉以内の撮影。裏⾯に⽒名を記⼊。
・ビザ申請センターへの予約申請書。
●必要資⾦
・ビザ申請料⾦
約£225
・国⺠健康保険料
英国健康保険料(Health Surcharge Fee)年間£200もしくは£400/2年が必要。
知っておこう!
ビザの申請場所、ビザセンターについて
ビザが申請できる場所は決まっています。
イギリスの場合、東京と⼤阪の2ヶ所のみとなりますので、お間違えのないよう気をつけましょう。
■東京
東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコービル4階
申請受付時間: ⽉〜⾦曜⽇ 8:00〜14:00
パスポート返却時間: ⽉〜⾦曜⽇ 12:30 〜13:30
■大阪
⼤阪府⼤阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル10F
申請受付時間: ⽉〜⾦曜⽇ 8:00〜14:00
(プライムタイムサービス ⽉〜⾦曜⽇:14:00〜16:00)
パスポート返却時間:⽉〜⾦曜⽇ 11:30 〜13:30
※注意点
・完全予約制です。予約を忘れないようにしましょう。
・申請には2週間程かかります。お早めに⾏動することをお勧めします。
・ビザを早く受け取りたい場合には「優先ビザサービス」、規定時間外で申請したい場合には「プライムサービス」が利⽤できます。
◎優先ビザサービスとは
有料で、審査の順番を優先できます。審査期間は、⾮定住申請が3〜5営業⽇以内(22,800 円)、定住申請は10営業⽇以内(68,400 円)です。
◎プライムサービスとは
有料で、時間外の⽉〜⾦曜⽇の14︓00〜16︓00に、申請が受けられます。料⾦は、1⼈9,600 円です。プライベート空間にて、待ち時間もなく、フリードリンクサービス・無料郵送サービス・無料コピーサービス(50ページまで)が、ついています。
変更の多いイギリスのビザ
基本的なビザの取得についてご紹介いたしました。
しかし、「難しい」「わからない」と思った⽅、多いのではないでしょうか。
それもそのはず、イギリスのビザ申請は他国よりも難しく、頻繁にルールが変わるとして広く知られているのです。上記は、2020年2⽉時点での最新情報となっておりますが、この情報もいつ古くなってしまうのかは分かりません。⼿に⼊れた情報が最新かどうかのチェックは、必ず⾏うようにしてください。
間違っていて間に合わなかった。ということのないように、何度も何度も確認するくらいでちょうどいいかと思います。
とはいえイギリスには、ビザなしで⼊国できるパターンも多くあります。そこはぜひ活⽤し、気軽なイギリスへの旅を楽しんで欲しいと思います。